渋谷「一番」六十年
渋谷に来て、なるべく濡れないルートで入れるお店にしようと。
地下道経由で全く外に出ずに行けるお店を目指す。
しかし中々気に入るお店が有るもんでもない。
仕方ないので表出て一歩渡るぐらいまでは範囲広げる。
マークシティ横、昔だったら井の頭線ガード横に、それは昔から有る中国料理店。
よく見ると貼り紙。
もうすぐ閉店だって。
六十年やったって。
凄いなあ。
確かに物心付いた頃にはもう有ったはずだ。
街の中華よりはもう少し本格的な中国料理店だったと、昔からそうだったと思う。
しかし、僅か何回かしか入った事無いお店だけど、無くなると聞くと寂しい。
なので今日は入ってみる。
昔はラーメン食べ歩きの中で来たような感じだったと思う。
今日は何にしよう。
そもそも本当のイチオシ料理は何なのか知らない。
飲む事考えたら、腸詰めと餃子ぐらいがいいか？
ビジュアルで気になるのは、焼きそばとか角煮チャーハン。
☆注文
角煮チャーハン
老酒
角煮チャーハンの何が気になるって、ご飯まで茶色く染まってる事。
来たら確かに真っ茶色。
そして角煮ゴロゴロ。
角煮つまんでビールだ。
全然甘口ではない。
少し芥子が欲しくなり頼む。
ご飯は、この色なのに全然味濃くない。
むしろ普通の炒飯の味だ。
普通に考えたら角煮のタレの色なんだろうけど、角煮の味もしないかも？
この料理、ご飯は炒飯だけど魯肉飯みたいなものか？という気がして来る。
ここも元々台湾料理店みたいで。
メニュー見てたら、あれ？龍の髭が姉妹店なの？
何で無くなるんだろう？とか思ったけど、そういう意味では全く無くなるんじゃないか？
